電磁波包囲網が迫る!青い惑星の危機

2021年5月3日(月)

 エンヴィです。

 

 5Gが始まって1年が経ちました。実感がわきませんが、ひょっとしたらそのほうが幸せなのかもしれません。なぜなら、これからの僕たちの生活は電磁波の網にがんじがらめに絡み取られることとなり、そのことは、僕たちの健康にも自然環境にも大きく影響するからです。

 

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 電磁波による健康影響として、成長細胞へのダメージ、発がん性やがんの増殖、催奇形性、自殺や異常行動、免疫力低下、学習能力低下・・・が挙げられます。きりがありません。電磁波研究の世界的権威ロバート・ベッカー博士は、「人工の異常な電磁波は、周波数に関係なく全て有害である」と警告しています。 (船瀬俊介「ショック!!やっぱりあぶない電磁波」花伝社)

 

 日本にいると感じませんが、諸外国では研究が進んでいます。アメリカの国立環境衛生科学研究所(NIH)は、2Gと3Gの携帯電話から発生する電磁波にラットを被曝させて発がん性を調べる実験を行いました。約33億円を投じ10年以上の歳月をかけた世界最大規模の実験です。その結果、オスの心臓、脳、副腎で腫瘍が発生することが確認されました。また、ロシア国立研究センターで、カエルの心臓に電磁波を照射したところ、9割が心筋梗塞で止まったそうです。その他、カロリンスカ研究所が、高圧線の近くに住むと子供のがんが3.8倍増えるとするなどこの手の話は枚挙にいとまがありません。

 

 メカニズムとしては、細胞内のカルシウムイオンチャンネルへの影響が指摘されています。カルシウムイオンは、神経伝達物質の放出や筋肉の収縮、遺伝子の発現、免疫細胞の活性化など多くの役割を果たしています。電磁波はこれを過剰にさせるようです。

 各種ホルモンにも影響を与えるとされています。外的ストレスに対抗するために分泌されるアドレナリンとノルアドレナリン、その前駆物質であるドーパミンを減少させます。さらに、これらのホルモンを調整するフェニルチアミンも減少させます。ちなみに、フェニチルチアミンは注意欠陥多動障害(ADHD)やうつ病で低下するそうです。(加藤やすこ「5Gクライシス」緑風出版

 

 こうして改めて周りを見渡すと、僕たちの日常は電磁波を発生する器具でガッチリ固められています。電子レンジ、IH調理器、ホットカーペットからACアダプター、配電線、蛍光灯・・・と幅広く存在します。

 そして、さらに強力な電磁波を生む「5G」のスマホが待ち構えています。5Gの新技術「ビームフォーミング」は、ユーザーに向けて集中的に電磁波を送ることで超高速・大容量通信を実現するものです。そして、高い周波数は遮蔽物を嫌いますので、5Gを利用するのであれば基地局を増やすこととなります。スマホによる脳へのリスクは指摘されています(アンデシュ・ハンセン「スマホ脳」新潮新書)。ひょっとしたら、電磁波が影響しているのかもしれません。

 

 ヒトだけでなく、動物や植物など自然界への影響も心配です。ドイツでは、携帯電話基地局に面している方向だけ樹木の枝が枯れるという異常が見つかりました。ヨーロッパ各地では野鳥や昆虫が消えたという報告もあります。

 驚くべきは、地球全体への影響までも指摘されていることです。ミリ波を出す通信衛星に囲まれると、地球と電離層の間に存在する「シューマン共振」が変化し、人間や動物の脳波や、睡眠と覚醒に関わる生体リズムに影響を及ぼす可能性があるからです。

 

 僕たちは、リスクを正しく知ることから始めなければなりません。日本では総務省が1990年に発表した「電波防護指針」に従っていますが、多くの国が採用しているのは、日本よりも厳しい国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の指針値です。諸外国では、訴訟も多く起きています。ロイズなどの保険会社は、いちはやく電磁波を保険の対象から外しています。

 しかし、日本における「声」は小さいです。目の前にあるメリットが大きすぎること、電磁波のように見えないものによるリスクを感じにくいことが理由ですが、それ以上に、海外の情報が日本語として出回らないことが問題です。大手メディアも巨額の広告料を失うので広言しません。

 そうです!日本は放っておけば「鎖国」を続けることができる国なのです。いつの間にかリスク(黒船)が突如目の前に現れて、それこそ「夜も眠れない」状況に陥るのです。

 

 新型コロナウイルス感染症についても同じと言えるでしょう。お上や国が提供する情報を待ってから動くのではなく、日頃からリスクへの警戒心を持ち、英語など外国語により情報収集することが大事です

 今の日本は世界のトップランナーではありません。あらゆる分野において「先進国」であるというプライドを捨てなくてはなりません。世界がどのような状況にあるのかを知りながら、日常生活を快適に暮らす習慣を身に付けるべきです。