ビールはいろいろあってこそ、人類の宝!

2019年10月7日(月)

 おいら、フーディンだよ。

 

 10月といえば「オクトーバーフェスト」だな~。要はドイツのビール祭りだけど、日本でもあちこちで催されるんだな~。 

 Kyoさんと一緒にドイツとオランダに行ってきた際には、しこたまビールを飲んできたよ~。ミュンヘンのホーフブロイハウスとシュナイダーのピルスナー、ケルンのケルシュアムステルダムのアムステル・・・今思い出しても、どれもおいしかったんだな~。現地が涼しすぎたのが残念だったけど、もっと暑ければがんがん飲んでたかもね。

 

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 都市や地域ごとに名物ビールがあるって嬉しいよね。旅の醍醐味が増すよ。 特に、ドイツは言わずと知れたビール大国。フランク王国カール大帝がビール造りを奨励して一気に広まるんだけど、中世になると業者同士の競争を避けるため、同業者組合(ギルドなど)がつくられてお互いがつぶし合わないよう調整が行われたんだな。そして、現在、約1,300もの醸造所があるんだ。すごい数だよね。(「日本ビール検定公式テキスト」マイナビ

 

 そして、世界に目を転じると、ビール会社の合併が見られるんだな~。特に、「バドワイザー」や「ミラー」で有名なアンハイザー・ブッシュ・インベブ社(ABインベブ社)は世界の約3割のシェアを占めるビール界の巨人なんだな~。

 ここでお願いしておきたいのはビールの「多様性」を保って欲しいってことなんだな~。ABインベブ社については、合併に次ぐ合併で大きくなっていったんだけれど、こうした「合併」が進むに従って、存在感の薄い銘柄が無くなってしまうんじゃないかという不安はどうしてもつきまとうよね。

 

 実際、クラフトビールの人気が高まると、これを恐れたABインベブ社が、傘下の卸業者にクラフトビールの取り扱いを止めるよう働きかけたことがあったんだな~。この時は、クラフトブルワーが一丸となって反対したものだから、それ以上の無理強いはできなかったみたいだよ。

 このABインベブ社は日本市場も狙っているみたいなんだな~。アサヒやキリンが買収されるのかな。仮にそんなことがあったとしても、「スーパードライ」とか「一番搾り」とかいった銘柄はきちんと残して欲しいんだな~。

 

【ビール生産高のシェアによるビールメーカーランキング(2017年)】

      (現代ビジネス研究班「世界の覇権企業」KAWADE夢文庫)

1 アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)  31.4%

2 ハイネケン(オランダ)             11.4%

3 雪花啤酒(中国)                  6.5%

4 カールスバーグデンマーク)            5.8%

5 モルソン・クアーズアメリカ)           5.1%

6 青島啤酒(中国)                  4.0%

7 アサヒ(日本)                   3.0%

8 燕京啤酒(中国)                  2.2%

9 BGIカステルグループ(フランス)           2.0%

10 キリン(日本)                                                               1.5%

 

 

 あと、税制の動きも気になるんだな~。ビール、発泡酒第3のビールとよく似たものが3種類あるけど、これらの違いって知ってる?

 ざっくり言うと、ビールは麦芽比率が高いもの、発泡酒麦芽比率が低いもの、第3のビール麦芽を使わないもの、ということになるんだ。

 混乱しちゃうけど、それぞれ税額が異なっていて、平成29年度に行われた税制改正は、これらを2026年に向けて統一していこうというものなんだな~。ビールについては徐々に値段が安くなることが期待されているんだけど・・・。これはこれでいい話なんだけど、一方で、第3のビールの値段は逆に高くなっていくんだろうな~。(吉川尚宏「『価格』を疑え」中公新書ラクレ

 

 だけど、税収全体を考えると苦しいはずだよ。これら3つを合わせても、ビール全盛期時代である1994年当時と比べると消費量は減少傾向にあるんだな。税収も下がるだろうね。だから、今回、いったんは整理しておいてから、やがて税額を全体的に底上げしていくんじゃないかな~。

 

 こうなると、ビール離れがより進むね。ただでさえ、飲み会の最初の乾杯でビールがメジャーでなくなりつつあるし。

 そして、大手企業はまだしも、小規模のクラフトビール醸造所がやっていけるかどうか、心配なんだな~。 現在の日本のビール市場は大手5社と約200社のクラフトビールメーカーで構成されている。おいらたちの楽しみを減らさないためにも、ぜひ税については配慮して欲しいし、大手企業による独占や寡占が進みすぎないよう、規制当局には目を光らせておいてほしいんだな~。

 

 今回の話は、ビールを飲めない人やビールが嫌いな人にとっては興味ないかもね。でも、他の食べ物や飲み物にも共通して言える点があると思うよ。

 経済的な合理性だけでコトが進んでいくのを脇で見過ごすんじゃあなく、嗜好品は嗜好品らしく「文化を守る役割が求められている」っていうくらいの考え方を持ってもらって、多様性を守ってもらいたいね。

 そのためには、いろんなビールを味わってもらって一人でも多くビールのファンになって欲しいところなんだな~。えっ、とかなんとか言って、飲み会に行く言い訳にすらなってないって・・・!?

 

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