「ファーム・トゥ・テーブル」で、おいしい野菜を頂きま~す!

2024年8月5日(月)

 フーディンだよ。

 

 パリ・オリンピックが熱いね。日本選手がメダルを取るとうれしくなっちゃう。テレビ観戦で寝不足にならないよう気を付けないと。あと、夏はがっつりお肉を食べたくなるけれど、お野菜も摂って欲しいんだな~。野菜飲料だと加熱濃縮でビタミンCが壊されているから、どうせなら「食べる」を選択してね。

 

 

 国内で一般的に出回っている野菜の種類は約100種。中でもホットなのはブロッコリー。「完全栄養食」や「栄養の宝石」と呼ばれて、空前のブームなんだ。タンパク質が多いし、ビタミンCやβカロチン、鉄分も豊富で、がんや炎症の予防にも有効なんだって。(梅田みどり「野菜ビジネス」CROSSMEDIA PUBLISHING)

 他のお野菜も負けてないよ。トマトは抗酸化作用が強く、生活習慣病を予防する。アスパラガス疲労回復に効く。アボカドは善玉コレステロールを増やす。かぼちゃは「若返りのビタミン」と言われるビタミンEの宝庫。なんだか想像するだけでワクワクしちゃうね。(食べチョク「そのままおいしい野菜の食べ方」ダイヤモンド社

 

 そして、できれば「オーガニック野菜(有機野菜)」という形で食べたいね。注目すべきは「ファーム・トゥー・テーブル(農場から食卓まで)」。2020年に欧州委員会が打ち出した戦略で、食品廃棄物の削減から健全な食生活に至るまで、統合的な改革を目指すものなんだ。欧米やインドでは自然食品やオーガニック農産物の売り上げが伸びているんだって。

 日本でも2021年に農林水産省が「みどりの食料システム戦略」を公表したよ。こちらは、全農地面積の25%を有機農業に転換、全農業の農薬を50%削減、化学肥料を20%削減という野心的な目標を掲げているんだな~。農場から食卓に新鮮で安全な食材が届けられといいし、加えて料理人が自ら食材を生産するとなれば、食文化が一層豊かなものになるよ。(吉田太郎「コロナ後の食と農」築地書館

 

 課題は販路の開拓。解決するには消費を盛んにする必要があるんだな~。例えば、ミシュランガイドみたいに、有機野菜を提供する飲食店をガイドブックで紹介して、消費マインドをくすぐってみてはどう。「We’re Smart World: Green Guide」というガイドブックは、世界の食通たちに野菜を主役にした料理を提供するレストランを紹介している。認証制度も導入しよう。デンマークでは料理店で使用される有機食材を、国が金・銀・銅の三段階で表示しているんだって。オリンピックさながらだね。

 今、サラダボウルが流行ってるんだな~。この勢いを活かして、みんなで有機野菜を食べて、好循環を生み出そうね!